カーテンのシワや折り目を伸ばす方法!シワ取りスプレーって使える?

お気に入りのカーテンを洗濯した後や、新しいカーテンを袋から出して吊るした時、カーテンのシワが気になるといったことは、よくあります。

そんな場合、シワをとるにはどうすればいいのでしょうか?

ここでは、そんな時に役立つ方法などを紹介していきます。

Contents

カーテンのシワを伸ばす基本的な方法

カーテンのシワの程度やカーテンの素材によって対処方法は違いますが、ここでは基本的なシワの伸ばし方について紹介します。

カーテンレールに吊って様子を見る

畳まれていたカーテンの折りジワなどの軽いシワについては、たいていの場合、カーテンレールに吊るしておけば1週間から1ヶ月程度で自然にとれてくる場合が多いです。

カーテンレールに吊っておくことで、シワはカーテン自体の重みで伸びてきます。

昼間、カーテンを開けている時は、縦のヒダ山ラインが綺麗に出るようにヒダをくせ付けするようにし、下方向に軽く引っ張りながら束ねておくと、シワを伸ばすには効果的です。

水をスプレーする方法

カーテンをカーテンレールに吊ったまま、シワの部分に霧吹きで水をスプレーする方法です。

シワが深い場合は、水を多めにスプレーしてみてください。

スプレーした後は、シワ部分の生地の表裏を手で挟み、パンパンと軽くたたいておくと効果的です。

カーテンの素材によっては、水分によって繊維が縮んだり伸びたりする場合があるので注意しましょう。

この方法は、ポリエステル素材のカーテンにおすすめです。

天然素材の場合は、水分で伸縮することがあるので、霧吹きでスプレーしないでください。

アイロンをあてる方法

アイロンを使用する場合は、カーテンについてある洗濯表示ラベルに従って下さい。

中には、生地によっては、アイロンがけ不可のカーテンもあるので注意しましょう。

アイロンを使う場合は「スチームモード」で、カーテンを吊ったままアイロンがけします。

カーテンに蒸気を当てるように、カーテン生地から10cmほど離して、アイロンを当てます

水の浸ける方法

霧吹きでスプレーしても取れない深いシワには、カーテンを水に浸ける方法もあります。

濡らした後は、そのままカーテンレールに吊って乾かします

吊ってから、ヒダのラインを綺麗に整え、両手で、カーテン生地の表裏をはさみ、全体を軽くたたいてシワを伸ばしておきましょう

カーテンが濡れたままなので、水が垂れても大丈夫なように、あらかじめ床にタオルを敷いておくことも忘れないようにして下さい。

カーテン生地によっては、水洗いできないものもあるので注意しましょう。

カーテンレールに取り付けたままでシワを取る順序とポイント

①カーテンを束ねる

カーテンのシワを取りたい時、吊ったカーテンを閉めた状態にしておくより、カーテンを束ねておいたほうがシワを取るには効果的です。

ただ無造作に両側に束ねるのではなく、シワを取るためのポイントとなる作業があります。

カーテンを束ねる時のポイント

まず、ヒダに沿って均一に綺麗なウェーブを作りながら束ねます

この作業のポイントとしては、カーテンの裾を下方向に軽く引っ張りながら、端からヒダをひと山ごとに取り束ねていくことがポイントです。

最後に、綺麗にヒダの谷部分と山部分が均一に整っているか確認をします。

②霧吹きでスプレーする

シワが気になるところに、霧吹きで水をスプレーします。

その後、生地を手で軽く叩いておくと効果的です。

ここで再度、片手で束ねたカーテンの裾近くを持ちながら、もう片方の手で指を広げ、指がヒダの谷部分に入るようにし、上から下へしごくようにヒダをクセづけします。

そして、束を綺麗に整えた後、裾を輪ゴムなどでゆるくまとめます。

③自然乾燥させる

そして、後はカーテンレールに吊ったままで自然に乾かします。

 

④スチームアイロンをあてる

自然乾燥後もまだシワが気になる場合は、カーテンを吊ったままシワ部分にスチームアイロンの蒸気を当ててシワを伸ばします。

カーテン生地から10㎝ほど浮かしてアイロンの蒸気を当てるのがポイントです。

  

洗濯と干し方でシワを防ぐ方法

カーテンを洗濯する場合は、洗濯をする前に必ず確認しておかなければならないことがあります。

必ず、カーテンに付いてある洗濯ラベルの表示内容を確認して下さい。

カーテンによっては、洗濯できないものもあるからです。

洗濯できない表示のカーテンを洗濯すると、色落ちや縮みの原因になったりします。

カーテンの洗濯表示ラベルの説明

シワを防ぐカーテンの洗濯の仕方

洗濯機に入れる前の準備

カーテンのフックをはずす

まずは、カーテンの上部に付いているフックをすべて取り外します。

フックが付いたまま洗濯すると、ひっかかったり生地を傷める原因になります。

カーテンをヒダたたみして洗濯ネットに入れる

カーテンを洗濯機に入れる時は、無造作に入れるのではなく、綺麗にヒダたたみをしてネットに入れてから洗うとシワを防ぐことができます。

「ヒダたたみ」とは、カーテンのヒダに沿ってジャバラ状に、折りたたむたたみ方です。

カーテンのたたみ方
カーテンをネットに入れる時ののたたみ方

ヒダたたみをしたら、カーテンの大きさに合ったサイズのネットに入れます。

大きすぎるネットは、ネットの中でカーテンが型崩れをして余計なシワを作ることになるので、ネットを縛ったりしましょう。

洗濯の仕方

洗濯は、洗濯機のモードを弱い水流にし、たっぷりの水量で洗いましょう。

脱水は30秒ほどにします。

長時間の脱水はシワを作ることに繋がります。

シワを防ぐカーテンの干し方

洗濯が終わったら、カーテンが濡れた状態のままカーテンレールに吊って乾かすと、カーテンの重みもありシワになりにくいです。

下に水が垂れることもあるので、床にタオルを敷いておきます。

カーテンがあまりにも重いい場合は、カーテンレールが曲がったりするので、洗濯竿にかけて乾かします。

その場合は、2本の洗濯竿を渡すように干すとシワになりにくいです。

アイロンを使ったシワ取りの注意点とポイント

アイロンをかける前に注意するべきこと

カーテンにアイロンをかける前に、必ず洗濯表示ラベルを確認して、アイロンをかけていいかを確認します。

アイロンのマークに斜線があったり、✕があるものは、アイロンを当ててはいけません。

アイロンがけの5つのポイント

カーテンの素材によってアイロンの温度やかけ方が違うので、カーテンに付いてある洗濯表示ラベルに従うようにしましょう。

①当て布をして裏面からアイロンをあてる

ポリエステルのカーテンは当て布不要のものもありますが、基本的に当て布をしてアイロンがけをすると、もしもの場合に生地を傷めることもありません。

当て布は、薄手の綿生地がおすすめです。

②生地の上下方向にアイロンをかける

アイロンのかけ方としては、生地の上から下へ向かって、アイロをすべらします

一度に広い範囲をアイロンがけするのではなく、少しづつ丁寧に仕上げるのがコツです。

形状記憶加工や形態安定加工の付いてあるカーテンは、ヒダ山のプリーツ部分が残るように仕上げます。

③霧吹きで湿らせてアイロンをかける

シワが気になる所には、霧吹きで湿らせてアイロンがけをすると、シワが伸びやすいです。

④スチームアイロンは生地から離してあてる

スチームアイロンを使用する場合は、カーテン生地から10cmほど離してアイロンがけしましょう。

高温スチームアイロンは、生地の損傷や伸縮の原因になるので、くれぐれも直接生地にアイロンをかけないで下さい。

⑤アイロン後、レールに吊ったらヒダを整える

アイロンがけが終了し、カーテンレールに吊ったら、綺麗にヒダがでるように束ね、しばらくそのままにしておきます。

その時、裾部分を洗濯ばさみで束ねたり、ゴムやひもで縛っておいても効果的です。

ハンディスチームアイロンはプロもおすすめ!

「カーテンのプロ」私も使っています!

お客様のお家にカーテンを取付けにお伺いした際、袋や箱から出した新しいカーテンに余計なシワがある場合があります。

その時、私が使うのがハンディのスチームアイロンです。

カーテンレールに吊ったままで、スチームアイロンの蒸気を当てると、たいていのシワは取れます

個人的におすすめは、ティファールのハンディスチームアイロンです。

軽量で、スチームのパワーがカーテンのシワを伸ばすのに、程よいです。

⇩ティファールのハンディスチームアイロン

シワ取りスプレーって使えるの?

市販のシワ取りスプレーは効果があるのか?

スプレーするだけでシワがとれる「シワ取りスプレー」については、ドレープ生地など厚手の生地には効果は期待できないかもしれません。

どちらかというと、薄手の衣類のシワ対策の商品のようです。

薄手のレースカーテンを洗濯した後の軽い小ジワには効果があります。

個人的には、水を霧吹きするのと大差はないように感じます。

⇩気になる方はお試しを!

シワになりにくいカーテンの選び方について

ポリエテルなどの化学繊維のカーテンは比較的シワになりにくいです。

それに対して、天然素材のカーテンはシワになりやすいです。

シワになりにくいポリエステルのカーテン

ポリエステルのカーテンは、繊維自体が強く伸縮率も少なく、シワになりにくい素材です。

形状記憶加工や形態安定加工を施されたカーテンのほとんどは、ポリエステルカーテンです。

シワの気になる方は、ポリエステルのカーテンを選ぶことをおすすめします。

シワになりやすい天然素材のカーテン

綿や麻などの天然素材のカーテンは、生地も伸縮しやすくシワになりやすいです。

しかし、そういった風合いも含めて楽しむのが「天然素材のカーテンの良さ」とも言えます。

まとめ

ここでは、カーテンのシワを伸ばすための、さまざまな方法を紹介してきました。

シワを伸ばすための対処をする時、一番注意したいことは、そのカーテン生地の特性を知っておくことです。

そのためには、カーテンについてある洗濯表示ラベルを確認したり、カーテンの素材について知ることが大切です。

心地よい毎日を送るために、住環境を整えることは大切なことのひとつです。

余計なシワのないカーテンは、気持ちがいいものです。

美しいカーテンで心地よい空間づくりをしてみましょう。

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