《ウェーブスタイルカーテン》均等なウェーブが美しいカーテンの秘密

⇩ウェーブスタイルカーテン

出典:TOSO fabreco

最近、日本のインテリア業界でも注目の「ウェーブスタイルカーテン」

一般的なカーテンのように、上部にヒダ(タック)をとっていないのに、均等間隔のウェーブが綺麗に出る美しいスタイルです。

現在のトレンドであるシンプルモダンインテリアによく似合う「ウェーブスタイルカーテン」は、今後も、ますます需要が伸びていくと予想されます。

今まで、カーテンと言えば、ヒダ(タック)をとるのが、当たり前でしたが、最近は、ヒダをとらないカーテンがトレンドとなってきています。

フラットカーテンの進化版といえる「ウェーブスタイルカーテン」。

しかし、「ウェーブスタイルカーテン」を選ぶ際には、気を付けておきたい注意点もあります。「ウェーブスタイルカーテン」のことを充分理解した上で、選んでいきましょう。

ここでは、ウェーブスタイルカーテンの美しさの秘密について解説していきます。

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ウェーブスタイルカーテンは、カーテンの新スタイル💕

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インテリアの仕事に携わって、20数年。
インテリアコーディネーター・福祉住環境コーディネーター・窓装飾プランナーの資格を取得。インテリアの中でも、カーテン提案を最も得意とする。

ウェーブスタイルカーテンとは?

出典:sangetsu AC

ウェーブスタイルカーテンの美しさの秘密は「ピッチキープコード」

「ウェーブスタイルカーテン」とは、ヒダをとらないフラットカーテンに、「ピッチキープコード」という部材を使用することで、均等で美しいウェーブを出す新しいカーテンスタイルです。

「ピッチキープコード」を使用することで、フックとフックの間隔(もしくはランナーとランナーの間隔)を均等にキープして、美しいウェーブが出る仕組みです。

均等な間隔でウェーブが綺麗に出ることで、縦のラインが主張され、のっぺりとした印象ではなく、シャープなイメージになります。

可能ならば、カーテンは天井から吊ると、さらに洗練された空間になります。

全開した時の、たたみ代も綺麗にすっきりと納まりますので、大開口の窓にもおすすめです。

出典:sangetsu AC

フラットカーテンとの違い

ウェーブスタイルカーテン
フラットカーテン

出典:TOSO fabreco

自然なウェーブを楽しむ「フラットカーテン」に対して、きちっとした均一のウェーブを楽しむのが「ウェーブスタイルカーテン」です。「フラットカーテン」には、ピッチキープコードは付いていません。

使用するカーテン生地の量の違い

フラットカーテン  レール幅に対して、約1.3倍の生地幅を使用する。

ウェーブスタイルカーテン レール幅に対して、約1.5~2倍の生地幅を使用する。

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ウェーブスタイルカーテンをオーダーする時は、仕上がり幅に気を付けて!

*レールの長さに応じて、仕上がりの幅が決まっている場合もあります!

カーテンにもウェーブ加工を施すと、さらに綺麗な仕上がりに!

ピッチキープコードを使用するだけでも、均等間隔で綺麗なウェーブは出るのですが、さらにウェーブを美しく見せるために、カーテン自体に「ウェーブ加工」(形態安定加工)を施すと、さらに綺麗な仕上がりとなります。

カーテンにもウェーブ加工(形態安定加工)することで、ゆるやかなカーブの均等なウェーブが出て、ウェーブの縦のラインもすっきりと綺麗に出るので、おすすめです。

中には、フラット縫製でウェーブ加工(形態安定加工)のできないカーテンメーカーや生地があるので、注意しましょう。

形態安定加工とは?

縫製したカーテンを吊るした状態でウェーブの型を整え、熱をあて、その熱で、ウェーブに癖をつける加工方法。

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形態安定加工をかけることも、美しさの秘密!

ウェーブスタイルカーテンにするには2種類の方法がある!

出典:TOSO fabreco

ウェーブスタイルカーテンを作るには、2種類の方法があります。

カーテン側にピッチキープコードを付ける方法

OR

レール側にピッチキープコードを付ける方法

どちらも、フックとフックの間隔(ランナーとランナーの間隔)を同じにキープするという原理は同じですが、ピッチキープコードをカーテン側に付けるかレール側につけるかの違いです。

① カーテン側にピッチキープコードを付ける方法

カーテンの裏面の芯地部分に、ピッチキープコードを付ける方法です。 

わかりやすく言うと、カーテン自体が、「ウェーブスタイルカーテン」に出来上がっているということです。

カーテンの裏面のピッチキープコード

出典:sangetsu AC

この場合のレールは、ウェーブスタイルカーテン用のレールではなく、一般的な機能レールに吊ることができます。

《参考》ウェーブスタイルカーテンを選ぶなら
おすすめの国内カーテンメーカー

 

国内大手カーテンメーカーの中でも、ウェーブスタイルカーテンを扱っていないメーカーもあります。

個人的に、サンゲツ「SAウェーブ」や、川島織物セルコン「ノンタックウェーブ」が、おすすめです。

★ サンゲツ《SAウェーブ》

サンゲツのウェーブスタイルカーテン「SAウェーブ」は、ウェーブスタイル専用の芯地テープを使用し、ピッチキープコードが付いています。フックを差し込む「フックポケット」とは別に、ピッチキープコードを取り付ける「クリップポケットライン」が付いています。もちろん、形態安定加工標準仕様です。

★ 川島織物セルコン《ノンタックウェーブ》

川島織物セルコンの「ノンタックウェーブ」は、専用のピッチキープチェーンをフックに付ける仕様になります。もちろん、形態安定加工も標準仕様です。

② レール側にピッチテープを付ける方法

⇩レールにピッチキープコードを付けた場合

出典:TOSO fabreco

カーテンを一般的なフラットカーテンで作り、ピッチキープコードの付いたレールに吊って、ウェーブスタイルカーテンにする方法です。

この場合、ウェーブスタイルカーテン専用のレールを選ぶことになります。

《参考》ピッチキープコードのついたおすすめのレール

カーテンレール国内シェアNO.1であるTOSOは、これからのインテリアのトレンドとして、いち早く「ウェーブスタイルカーテン」を提案し、ウェーブスタイルカーテンが美しく見えるレールを発売しました。

その中でも、おすすめのウェーブスタイルカーテン専用のレールを紹介します。

★ TOSO シエロクラウド(ピッチキープコード外付けタイプ)

出典:TOSO カーテンレール

シエロクラウドは、天井付けの「シーリングレール」です。無駄を削ぎ落した天井に溶けこむシンプルなデザインは、ウェーブスタイルカーテンをさらに魅力的に引き立てます。

ウェーブスタイルカーテン専用のピッチキープコード付きの「シングルウェーブスタイルセット」があります。

出典:TOSO カーテンレール


★ TOSO ネクスティ(ピッチキープテープ内蔵タイプ)

出典:TOSO カーテンレール

ウェーブスタイルカーテン専用のランナーとピッチキープテープを組み合わせることで、レール内部にピッチキープテープが納まったレールです。

シンプルなデザインに加え、ピッチキープテープが見えないので、さらにすっきりとした印象です。

レールの色も14色あり、インテリアに合わせて選ぶことができます。

出典:TOSO カーテンレール

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⇩ウェーブスタイルカーテンとロールスクリーンの組み合わせもおすすめです!

出典:TOSO fabreco

ウェーブスタイルカーテンを購入する際に注意しておきたいこと

2重吊りする場合の注意点

ウェーブスタイルカーテンを前後で、2重吊りする場合、前後それぞれのカーテンのウェーブが、干渉するので、手前のレールと奥側のレール間を、75mm以上あけるようにしましょう。

出典:TOSO カーテンレール

ランナーの数に注意 

ウェーブスタイルカーテンは、一般的なカーテンを吊る時に必要なランナーの数より、ランナーが多く必要になります。あらかじめ、レールのランナーの数と、カーテンのフックの数を確認しておきましょう。

Aフックで指定する

ウェーブスタイルカーテンのウェーブの山部分と谷部分が綺麗に出るように、フックはAフックを指定しましょう。Bフックにすると、吊り元がレールに干渉します。

レールの長さに対してのカーテンの仕上がり幅に注意

綺麗なウェーブにするには、カーテンの仕上がり幅寸法が重要になります。

仕上がり幅(注文するカーテンの幅)は、それぞれのメーカーの指示に従うことを、おすすめします。

まとめ

ウェーブスタイルカーテンは、シンプルなのに、ダイナミックで、高級感を感じる、新しいカーテンのスタイルです。その美しさの秘密は、ウェーブを均等に出してくれる「ピッチキープコード」を付けることです。

そして、個人的におすすめしたい事は、カーテンに形態安定加工を施し、カーテンを天井から吊ることです。そうすることで、さらに、洗練された印象に仕上がります。

ウェーブスタイルカーテンで、シンプルモダンな空間作りを楽しんで下さい。

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