バーチカルブラインドで後悔したくない人必見!デメリット・メリットは?

バーチカルブラインドのメリットとデメリット

縦のラインがシャープで、スタイリッシュな空間に調和する「バーチカルブラインド」。

モデルルームなどでも採用されていることが多く、憧れのインテリアアイテムです。

「かっこいいから。」「おしゃれだから。」という理由だけで、バーチカルブラインドを選ぶと、購入後、使い勝手やメンテナンスなどのことで後悔することにもなりかねません。

そんなことにならないように、バーチカルブラインドのデメリット・メリットを充分知った上で、バーチカルブラインドを選ぶことをおすすめします。

ここでは、バーチカルブラインドを購入して後悔したくない、失敗したくないという方に、プロの目線から解説していきます。

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Contents

バーチカルブラインドの基本的な特徴について

バーチカルブラインドとは?

バーチカルという単語には、「縦方向に伸びる」や「垂直に位置する」などの意味があります。

「バーチカルブラインド」とは、縦型のブラインドを意味し、スラット(羽根)が、何枚も上部から吊ってあるスタイルのブラインドのことです。

操作は、コードやバトンを動かすことによって、スラットの角度調節や全体の開閉ができます。

スラットの角度の具合で、光や視線の調整ができます。そして、スラットを水平に倒すと目隠しができ、スラットを横方向に開け閉めすることもできます

バーチカルブラインドは大きく分けて2種類

バーチカルブラインドは、大きく分けると「シングルタイプ」と「レース付きタイプ」に分かれます。

シングルタイプのバーチカルブラインド

バーチカルブラインド シングルタイプ

「シングルタイプのバーチカルブラインド」とは、一種類の素材のスラットを吊ってあるバーチカルブラインドのことです。

スラットを斜めにすると、景色が見えて、光が入り、フラットに倒してしまうと目隠しになります。横の開閉も可能です。

ただ、スラットを垂直に起こすと、外から部屋内が丸見えになってしまいます。外からの視線が気になる位置にある窓には不向きです。

レース付きタイプのバーチカルブラインド

バーチカルブラインド レース付きタイプ

レース付きタイプのバーチカルブラインドとは、不透明生地と透け感のあるレース生地を組み合わせたものです。

不透明生地のスラットを垂直に起こしても、間にレース生地が配置されているので、やわらかな光が部屋に入り、外からの視線も気になりません。

価格は、シングルタイプに比べ、圧倒的に高くなりますが、外からの視線が気になる位置にある窓には、レース付きタイプのバーチカルブラインドをおすすめします。

レース付きタイプのバーチカルブラインドは、国内大手ブラインドメーカーでは、タチカワブラインドニチベイから発売されています。

レース生地の配置の仕方・名称は、メーカーによって違います。

<タチカワブラインドのレース付きバーチカルブラインド>

タチカワブラインドのレース付きタイプはこれ!

<ニチベイのレース付きバーチカルブラインド>

ニチベイのレース付きタイプはこれ!

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それぞれの特徴を知った上で、選びましょう!!

バーチカルブラインドで後悔してしまうその理由とは?

バーチカルブラインドのメリット・デメリットを知った上で選ぶことができれば、後悔することもありません。

ここでは、バーチカルブラインドを実際に使用してみて気づいたことを細かくお伝えします。

日々の使い勝手での後悔

①スラットのたたみ代が邪魔になる

バーチカルブラインドの開き方の選択肢はたくさんあります。

カーテンのように両開きにするか、右納まりや左納まりの片開きにするか、もしくは両端から開閉できるようにするかなどです。

ここで考えておきたい事は、バーチカルブラインドを開けた時の、スラットのたたみ代です。

レース付きタイプのバーチカルブラインドは、スラットの枚数も多いので、それだけ、たたみ代も大きくなります。

たたみ代のことを考えていなかったために、外への出入りの時に、スラットのたたみ代が邪魔になるということもあります。

窓からの出入りがある場合は、特に開き方の選択には慎重に検討しましょう

解決策としての提案

②スラットがバタバタ揺れる音が気になる

スラットの裾には、おもりのための「バランスウエイト」が付いています。

網戸にしたり、空調の風があたると、当然スラットは揺れます。

その時に、バランスウエイトがサッシにあたり、多少の音がします。

③空調の風でスラットが揺れ、外からの視線が気になる

エアコンの風が当たるところに、バーチカルブラインドがあると、大抵の場合、バーチカルブラインドのスラットは揺れ続けます。

夜に、スラットを倒しておいても、揺れる隙間から外から部屋内が見えたりすることもあります

④開き方向(納まりの方向)を選び間違った

<いろいろなケースがあります。>

・2枚の引き違いのサッシの窓なのに、バーチカルブラインドを両開きにしたため、たたみ代が両端に溜まり、出入りの際、窓の開口部分が狭くなり、使いづらい。

片開きにして、スラットの納まる側のサッシからは、出入りができない。

解決策としての提案

⑤操作方法を選び間違った

バーチカルブラインドの操作方法には、主に「コード式」と「バトン式」があります。

コード式は、その場で立ったまま操作ができるので、広い窓におすすめです。

ただ、コード式は、子供さんがコードで遊んだり、首をひっかけそうで危ないです。

バトン式は、バトンを持って歩きながら操作するので、どちらかというと横幅の狭い窓向けです。

コード式にするかバトン式にするか、十分考えて下さいね!

⑤保温性がない

カーテンは、厚手のカーテンとレースの間に空気の層ができて保温性がありますが、バーチカルブラインドには、保温性は期待できません。

メンテナンスでの後悔

①洗濯可能でも、取り外し・取付けに手間がかかる

バーチカルブラインドでも、ウォッシャブルタイプの洗濯可能なスラットもあります。

洗濯機で洗えるのですが、スラットの取り外し、取付けに結構手間がかかります。

スラットの取付け時は、スラットの生地の裏表を確認しながら、一枚ずつを、ランナーフックに引っかけていかなければなりません。

ウォッシャブル対応でないバーチカルブラインドは、洗えません。

②スラットを繋ぐコードが切れた

スラットのばらつきや絡まりを防ぐために、バーチカルブラインドには、裾部分にスラットとスラットを繋ぐ「ボトムコード」がついているものがあります。

「ボトムコード」は、細いコードで床から近い位置にあるため、子供さんが引っ掛けやすかったり、ペットがコードで遊んだりしてコードが切れることもよくあります。

小さな子供さんのいる家庭には、ボトムコード付のバーチカルブラインドは不向きかもしれません。

バーチカルブラインド ボトムコード

選んだタイプによる後悔

①外からの視線が気になるシングルタイプ

スラットを斜めにすれば、外からの視線はカットできるだろうと考えて、シングルタイプのバーチカルブラインドを購入したものの、実際に使用してみると、外からの視線が気になるという場合が割とあります。

その場合、後から、レース的なものを付けるようになります。

そうなると、せっかくのシンプルなバーチカルブラインドが野暮ったくなってしまいます。

最初から、レース付きのバーチカルブラインドにしておけばよかったという後悔に繋がります。

②生地の選び方の失敗

バーチカルブラインドのスラットにも、たくさんの種類があります。

遮光の生地もあれば、透けやすい生地もあります。

透過性のある生地は、窓際に近づくと、外から人影がわかるので、気になる方は、慎重に生地を選びましょう。

後悔しないためのバーチカルブラインド選び

バーチカルブラインドの4つのメリット

バーチカルブラインドのデメリットばかりをお伝えしましたが、バーチカルブラインドならではのメリットもたくさんあります

①デザイン性は抜群!

スタイリッシュで洗練された空間作りに、バーチカルブラインドは最適です。

広い面積のバーチカルブラインドは、ダイナミックで美しい仕上がりとなります。

真っすぐの直線的なラインが綺麗で、スラットから差し込む光の入り方が、とても綺麗です。

外から見ても、スタイリッシュな外観で、センスを感じます。

②ほこりが溜まりにくい!

バーチカルブラインドは、縦方向にスラットが吊られているので、ほこりが溜まりにくいです。

横型のブラインドは、スラットにほこりが溜まりやすいですが、バーチカルブラインドは、そんなデメリットはありません。

③採光の調節が簡単にできる!

カーテンと違い、バーチカルブラインドは、スラットの角度調節で、採光の調節が簡単な操作でできるのも魅力です。

④開閉が簡単にできる

操作コードやバトンで、簡単に開閉ができて、カーテンのように開けてから束ねる必要もありません。

バーチカルブラインドを選ぶ際の後悔しないための3つのポイント

生活状況などを想像してみるとが大切

新築で、バーチカルブラインドを検討する際は、難しいことかもしれませんが、住み始めてからの生活状況や住宅環境などをイメージしながら、どんなバーチカルブラインドにするのか考えることが、一番大切です。

具体的には、誰が、いつ、どのような目的でバーチカルブラインドを操作するのかなどをイメージしてみます。

もし、この位置にバーチカルブラインドのたたみ代があって不便はないか、外からの視線は気にならないか、洗濯はするだろうかなどを細かくイメージすることが大切です。

購入前には、現物を操作してみる

バーチカルブラインドを、初めて購入する場合は、ショールームや販売店で、展示サンプルで実際に操作してみることをおすすめします。

特に、コード式・バトン式のそれぞれの操作を体感してみてください。

生地サンプルを部屋で合わせてみる

カーテン選びと同じで、生地選びも大切です。

色合わせはもちろんのこと、透け感や素材感の確認を生地サンプルで確認しましょう。

プロがおすすめするバーチカルブラインドのご紹介

おすすめのバーチカルブラインドのメーカー

タチカワブラインド「ラインドレープ」ニチベイ「アルペジオ」は、個人的におすすめします。

生地の種類も豊富で、3年間の保証期間もあります。

おすすめのバーチカルブラインドのショップ

まとめ

バーチカルブラインドは、洗練された空間に調和し、デザイン的に本当に美しいです。

しかし、デメリットもいくつかあります。

そんなデメリットも知った上で、どんなバーチカルブラインドにするか慎重に吟味しましょう。

毎日見るもの、毎日使うものです。毎日、心地よく過ごすことができるよう、バーチカルブラインドにもこだわり、選んでいきましょう。

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