主人が亡くなっても、私は、仕事にプライベートに目標を持って、日々コツコツと前向きに行動しています。
そんな自分に対して、ご褒美に一枚の小さなギャッベを買いました。
私にとっては、ちょっと高価だったけれど😅💦
でも…
「買って、本当によかった😍💕」と、毎日思うのです!
なぜなら…
寝室のベッドサイドに敷いたその小さなギャッベは、見るたびに、踏みしめるたびに、私を満ち足りた幸せな気持ちにしてくれるのです💖
小さなギャッベだけれども、そこから溢れ出るポジティブで温かなエネルギーを毎日感じるのです!
たぶん…
そう感じるのは、ギャッベが出来上がるまでの事を知ったからだと思います。
そんな「幸せを運んでくれるギャッベの魅力」について、もっとたくさんの人に知っていただきたい!!
ここでは、ギャッベの魅力について、お伝えします。
Contents
ギャッベとは?
ギャッベとは、イランの遊牧民「カシュガイ族」によって作られた伝統的な手織り絨毯です。
羊の毛から紡いだ糸を、草木で染めて、遊牧民の女性が、心を込めて織った価値ある手織り絨毯です。
ここ最近、日本でもギャッベがブームになり、さまざまなギャッベを見ることができるようになりました。
「ギャッベ」の名前の由来
「ギャッベ Gabbeh 」とは、ペルシャ語で「素朴」とか「ざっくりとした」という意味を表します。または、「毛足の長い絨毯」という意味もあります。
ギャッベの起源
ギャッベの始まりは、およそ3000年くらい前からと言われていますが、はっきりとはわかっていません。
しかし、商品として市場に出始めたのは、ギャッベの長い歴史の中では最近のことです。
もともと、ギャッベは遊牧民の生活必需品で、その用途は、敷物として以外に、ベッドに敷いたり、荷物をくるんだり、雨除けに使用したりすることなどに使っていました。
ギャッベは、靴のまま踏んだり、暑さ寒さをしのぐためのものとして、丈夫で快適に過ごすことのできる遊牧民にとっては、「生活道具」なのです。
過酷な気候に合わせて砂漠を移動する遊牧民にとって、ギャッベは、日々の生活に密着した、なくてはならない大切なものだったのです。
それが、ギャッベの起源です。
ギャッベにはカシュガイ族の思いが詰まっている
カシュガイ族が大切に育てた羊の毛からギャッベはできている!
出典:ガラタバザール ホームページ
カシュガイ遊牧民にとって、飼っている羊や山羊は、大切な財産です。
カシュガイ遊牧民は、気候に合わせ年2回、1000頭を超える羊たちを連れて大移動をします。
ギャッベは、そんなカシュガイ遊牧民が大切に育てている羊から刈った毛から作られるのです。
織りに込められたカシュガイ族の思い!
出典:ガラタバザール ホームページ
ギャッベを織るのはカシュガイ族の女性の仕事です。
「フリーダムの精神」の強いカシュガイ族は、感性が豊かで、デザインや配色が多種多様です。
そして、ギャッベを織る技術は、母から娘へと、受け継がれます。
カシュガイ族の女性は、お嫁入道具として、母親と織ったギャッベを3枚持って嫁ぐと言われています。
娘の幸せを願いながら、織り続ける母親…。
結婚して新しい家庭も幸せに恵まれるように、さらには生まれ育った家庭の繁栄と、家族の幸せを願う娘…。
想像するだけでも、温かい気持ちが伝わってきます。
そして、ギャッベに描かれたさまざまな文様にも、カシュガイ族の願いや祈りなどの思いが込められています。
文様ごとに意味があり、一枚のギャッベの中にもたくさんの文様が織り込まれています。
そのひとつひとつの文様を読み解いていくと、織った人の気持ちにまで、思いを馳せることができるのです。
ギャッベが出来上がるまでを想像してみる
思いの詰まった一枚のギャッベ
私は、一枚のギャッベが出来上がるまでのことを知ったことで、ギャッベを「見る」という行動から、「感じる」という感覚でギャッベを見るようになりました。
一枚のギャッベが仕上がるまでには、様々な手作業の工程を経て、そこには膨大な時間と労力が費やされています。
そして、一枚のギャッベが仕上がるまでには、関わった人たちがたくさんおり、その人たちの思いが詰まっているのです。
気持ちを込めて、丁寧に作られたモノから感じる不思議なエネルギー。
カシュガイ族の作ったギャッベからは、そんなエネルギーを感じます😍💕
魅力あふれるギャッベは幸せな気持ちにさせてくれる
天然素材のギャッベは、使いやすさや丈夫さなどのメリットも大きな魅力です。
しかし、それ以上に惹きつけられる魅力があるのです。
魅力①:世界に一つだけの絨毯との出逢い
ギャッベの魅力は「完全1点もの」で、「世界で一つだけの絨毯」というのが最大の魅力だと思います。
人の手作業によって作られた一枚のギャッベ…。
私は、買ったギャッベを見ながら、その作られた工程を想像してみました。
遠く離れた異国の地の羊の毛から、一枚のギャッベになるまでのことを想像すると、この目の前にあるギャッベが、とても愛おしくなってきました。
「私のところへ、よく来てくれたね😍💕」
「よく出逢うことができたね…。ありがとう💖」
そんな気持ちになり、ますます愛着が湧いて来るのです。
自分のインスピレーションを信じて、買って良かった…。
魅力②:文様に込められた思い
カシュガイ族が織るギャッベの文様には、それぞれ意味があります。
その文様の意味を知ると、さらにギャッベが人間味を感じる絨毯だと思えるのです😍
★ 樹の文様 ★
「生命の樹」と呼ばれ、健康・長寿などの願いがある。
★ ザクロの文様 ★
子宝に恵まれる。豊穣。
★ 動物の文様 ★
羊・山羊・・・財産やお金。
ラクダ・・・成功。
★ 人の文様 ★
子孫繁栄・子宝。
★ ジグザグ文様 ★
水の流れを表す。
★ Xの文様 ★
永遠の生命。
★ 花形の文様 ★
「オオカミの足跡」と言われ、魔除け、災い除け。
★ 四角の文様 ★
「井戸の文様」と言われ、生命の源である大切な水への思い。
★ トランジ(ひし形)文様 ★
カシュガイ族の誇りを表す。
★ ケルマック(S字)文様 ★
横向きに描かれたS字は、悪い虫を表している。災い除け。
魅力③:ギャッベから想像する物語
私は、ギャッベを見ながら、それを織った人の気持ちを想像するのが好きです。
そこに描かれている文様を見つけて、何を願って織ったのか、どんな幸せを願って織ったのか…そんなことを想像するのが大好きです。
もしかしたら、そこにある思いには、カシュガイ族の女性の悲しみや辛かった気持ちなども織り込まれているかもしれません…まさに、カシュガイ族の女性の人生が織り込まれているのではないかと想像したりもします。
ギャッベから想像する物語…。
機械織りの絨毯にはない、「人の思いを感じる絨毯」…それがギャッベの魅力です。
ギャッベで幸せな日々を送ろう!
寝室のベッドサイドに敷いた私のギャッベは、毎日私を幸せな気持ちにしてくれます。
夜ベッドに入る時、裸足でギャッベを踏んだ時…
「今日もいい一日だった、ありがとう。」と思えます。
そして、朝には…
その日の第1歩目を裸足でギャッベを踏む…
「今日もいい一日になりそう、ありがとう。」と、心から思えるのです。
人の思いや気持ちには、見えないエネルギーがあり、ギャッベからは、そのポジティブなパワーが伝わってくるのです。
そんなギャッベに出逢えたことに感謝です😍💕