平井大「ここにあるもの」~変わらない想い~

死別後、ひとりになっても聞く平井大の歌

来月3日は、主人の命日。

主人が亡くなってから、丸3年が過ぎようとしています。

ひとりで生きて行く私は、今日も、平井大さんの歌を聞いています。

主人も、大好きだった平井大さんの歌。


ひとりになった今も・・・

運転しながら聞く音楽は、主人といつも聞いていた平井大さんの歌です。


一曲ごとに、主人とのたくさんの思い出が蘇ってきます。

平井大「ここにあるもの」

そして、主人が亡くなってから、発売された平井大さんの曲も聞いています。

「ここにあるもの」も、主人が亡くなってから、発売された曲。大好きな曲です。



大切な人をどんな形で失ったのかは、わからないけれど、その歌詞は、大切な人を亡くした私自身の気持ちと通ずるものがありました。

ちょっと、切ないメロディで、少し寂しくも感じる歌詞ですが、何回も聞いています。

ここにあるもの    平井大

移ろう季節 街はきらめく
一人で過ごすには賑やかすぎるけど
そういえば部屋の配置も変えてみたんだ
あの頃よりは少しだけ広くなったよ

キミがいないと何も出来ないボクじゃもうないけど
やっぱり何かが足りないみたいだ

変わりゆく街並み
変わらない想いだけが
あの日のまま今もずっとキミを待ってる
戻れない記憶の中
何度も何度も名を呼んだ
会いたいんだ まだ温もりが残ってるよ
この手の中 温もりがここにあるよ

ずっと続いていた交差点の工事も
やっと終わって渋滞もないし快適な日々さ

キミが好きだったあの店の前を通る度に
思い出すけれど悪い気分じゃないよ

変わりゆく季節に
変わらない想いだけが
あの日のまま今もずっとずっと立ってる
共に過ごした時間を止める必要なんてない
ボクらの時計の針はまだ動いているよ

キミがいないと何もない訳じゃないけど
なかったことには出来ないみたいだ

変わりゆく時代に
変わらない想いだけが
あの日のままの笑顔でずっと残ってる
戻れないことくらいはもう
とっくにわかっているけれど
それでもいいよ 温もりと生きていくよ
だってそれがキミが最後に残した「ここにあるもの」

ここにあるよ
ここにあるよ

出典:ここにあるもの

作詞:EIGO(ONEly inc.)・Dai Hirai


主人が亡くなってから、変わっていったこと

この3年間で、主人が生きていた頃と、変わっていったことが、たくさんあります。

たとえば、部屋の中を見渡してみると・・・


冷蔵庫やエアコンや掃除機が壊れて、新しいものに変えた
部屋のじゅうたんを変えた
新しい鉢植えが増えた
キャビネットを処分して、部屋をすっきりさせた
主人のお仏壇を置いた

3年たって、部屋の中も、あの頃とずいぶん変わりました。



そして、家族のことを考えてみても、この3年の間に・・・

孫が一人増えた
孫三人が、ずいぶん成長した
子供たちも、それぞれの夢に向かって、前進している
父母も、歳を重ね、足腰が弱くなってきた
主人が可愛がっていた家の猫も、今は、私になついてきた

そして、近所に新しいお店ができたり、主人とよく行っていたカフェも、新しいカフェに変わったり・・・。

3年たったんだもの・・・
変わっていくのが当然のことだけど。

変わりゆくもの、変わらない想い

時は経っていくのだから、私たちが生きて行く世界も、どんどん変わっていくのです。

でも、唯一、確実に変わらないものもあります。


それは、「ここにあるもの」の歌詞にもある「変わらない想い」です。

主人が亡くなっても、私が主人のことを想う気持ちは、ずっと変わることはない。

たぶん、この想いは、これから何年経っても、持ち続ける「変わらない想い」だと思います。

そして、今も・・・

私の心の中で、主人は、生き続けています・・・。大切な存在の人として、ずっと想い続けます。

だから・・・

主人との時間は、止まっていないのです。主人との時計の針は、まだ動き続けているのです!

私も死んで、この時計が止まる日が来るまで、私は、毎日を楽しむつもりです。

「主人と一緒に、日々を全力で、楽しみます!」

「ボクらの時計の針はまだ動いているよ」

亡くなった大切な人は、生き続けているのだとしたら・・・


そう思うことで、私は、残された私の人生を前向きに生きていくことができるように思います。


そんな、主人への想いがあるから、日々を楽しんで、生きていける。
主人は、今も、私と一緒にいてくれるから・・・。
だから、私は笑顔でいることができる。

亡くなった人の、時計は止まっていないのです!私と主人との時計の針は、まだ動き続けているのです!

だから・・・

「主人と、毎日を精一杯、楽しむ!!」

それが、私の生きる意味だから!



変わりゆく時代の中で・・・

大切な人が残してくれた「ここにあるもの」を、これからも大切に想い、生きて行きます。

今日も、ありがたい一日でした。Life Is Beautiful!!

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