大きな窓のカーテンを洗う時や、お家のカーテンをまとめて洗いたい時、コインランドリーを利用する手もあります。
コインランドリーの洗濯機は家庭用洗濯機よりも大きく、一度にたくさんの洗濯物を洗うことができます。
コインランドリーで衣類や寝具は洗ったことがあるけれど、カーテンは洗ったことがないという方もいらっしゃると思います。
カーテンも、コインランドリーで洗って大丈夫なの?
どんなふうに洗えばいいの?
どんなことに注意しなければならないの?
ここでは、そんな質問の声にお答えします。
Contents
まずはカーテンの基本!洗濯表示ラベルの確認!
コインランドリーで洗うことのできるカーテンとは?
コインランドリーで洗濯できるカーテンの条件は、「洗濯表示ラベル」に洗濯機OKのマークが付いているものだけに限ります。
洗濯表示ラベルに洗濯機不可のマークがついているカーテンをコインランドリーで洗濯すると、生地を傷めたり縮んだりする原因となります。
洗濯表示ラベルとは?
洗濯表示ラベルとは、カーテンの裏側に縫い付けてある小さな白いラベル(タグ)のことです。
そこに、洗濯方法や取り扱い方法などが書かれています。
洗濯表示ラベルを見て、洗濯できるかどうか、必ず確認しましょう。
コインランドリーで洗濯できるカーテンは、洗濯可能マークの付いているものだけです。
*平成28年から洗濯可能のマークが変わっています。
旧洗濯可能マーク
⇒
新洗濯可能マーク
出典:消費者庁ホームページ
出典:消費者庁ホームページ
カーテンの汚れの原因と洗濯頻度の目安は?
カーテンの汚れの原因
カーテンを洗った後、部屋が明るくなったと感じたことはないでしょうか。
カーテンは、綺麗なように見えても、意外と汚れています。
そして、ホコリや黒カビで汚れたカーテンは、紫外線が当たったり水分を吸収したりすると繊維の劣化を早めることになります。
大切なカーテンを長持ちさせるためにも、定期的なお手入れをすることをおすすめします。
カーテンの汚れには、どんなものがあるのでしょうか。
ホコリ
室外に近いカーテンは、窓を開けておくと外からの土ボコリが溜まります。
また、室内のホコリも繊維の中に溜まり、黒ずみの原因となります。
カーテンに付いたホコリは掃除機で吸わせたり、溜まったホコリを粘着テープでとったりはたいたり、日頃からこまめにお手入れをしておくことが、カーテンを長持ちさせる秘訣です。
黒カビ
小さな黒いポツポツの汚れは、黒カビです。
結露が発生しやすい窓や湿度の高い部屋では、カーテンに黒カビが生えることがあります。
黒カビは、アレルギーやぜんそくなど体にも悪影響を及ぼします。
黒カビが発生しないように、部屋の換気をよくしたり結露対策をしたり、日頃から心がけましょう。
油汚れ
キッチンにある窓や、部屋で焼肉などをするとカーテンにも油汚れや臭いがついたりします。
ファブリック用の消臭スプレーを利用したり、油汚れは素早く拭き取るなどの対処をしましょう。
手垢
毎日、開け閉めをするカーテンは、知らぬ間に手垢の汚れがついていたりします。
特に、小さな子供さんやペットのいる家庭では、カーテンも汚れやすいので、汚れたら洗濯をするようにしましょう。
花粉
花粉が飛散する時期、カーテンにも花粉が付いていることがあります。
窓をちょっと開けた間にも、花粉は飛散してきてカーテンの裏面に付着します。
カーテンに花粉が付いたままにしておくと、汚れや劣化の原因にもなります。
カーテンの洗濯頻度
カーテンの裏に付いている洗濯表示ラベルを確認して、洗濯機での洗濯が可能であれば、洗濯することができます。
カーテンの洗濯頻度は、カーテンの汚れ具合にもよりますが、ドレープカーテンは年に1回、レースカーテンは年に2回くらいの目安で洗濯するといいです。
汚れ具合によって、洗濯頻度は変えて下さい。
コインランドリーでカーテンを洗うメリットと手順について
コインランドリーは、大量の洗濯物を気軽に洗濯することができるので、家事の時短にもなり便利です。
大型の乾燥機もあり、洗濯物をその場で乾かすこともできます。
衣類や寝具を洗濯乾燥をするイメージのコインランドリーですが、カーテンを洗濯する際には、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
コインランドリーでカーテンを洗うメリットとは?
カーテンをコインランドリーで洗うには、いくつかのメリットがあります。
大量のカーテンを一度に洗える
コインランドリーの洗濯機は大型で、一度にたくさんの洗濯物が入り洗うことができます。
大きな窓のカーテンや、家じゅうのカーテンなど大量に洗濯可能です。
汚れが良く落ちる
コインランドリーの洗濯機は、パワフルなので洗浄力が強く、汚れをしっかりと落としてくれます。
天候に左右されない
コインランドリーには、大型の乾燥機も設置されてあるので、雨の日や晴れていない日でも、気兼ねなく洗濯することができます。
ただし、カーテンの素材によっては乾燥機不可のものもあるので注意しましょう。
コインランドリーでカーテンを洗う手順
① カーテンのフックをはずす
カーテンの上部に付いているフックを外します。
フックを付けたまま洗濯すると、生地にひっかかるなどして、生地を傷める原因になります。
② 汚れやカビは落としておく
部分的な目立つ汚れや黒カビなどは、コインランドリーで洗濯する前に洗濯する前に、ある程度まで汚れを落としておきましょう。
③ カーテンをネットに入れる
カーテンをヒダたたみして、汚れがひどい部分を外側にして洗濯ネットに入れます。
カーテンの大きさに合ったサイズの洗濯ネットを選びます。
洗濯ネットが大きすぎる場合は、余っているところを折ってひもなどで縛って、ネットの中でカーテンが型崩れしないような工夫をしましょう。
⇩カーテンのたたみ方
出典:マイナビニュース
④ 洗濯機に入れる
コインランドリーの洗濯機の指示説明に従って、カーテンを洗濯層に入れてスタートします。
デリケート素材のカーテンの取り扱い方について
⇩麻100%の天然素材のカーテン
出典:sangetsu STRINGS
綿素材や麻素材のものは洗濯ができないものがあるので、コインランドリーは利用せず、クリーニング店など専門業者に相談することをおすすめします。
カーテンについてある洗濯表示ラベルを見て、洗濯不可のものは、ドライクリーニングや手洗いなど、表示ラベルの指示に従って下さい。
コインランドリーの利用時の注意点
コインランドリーでカーテンを洗う時の注意点
コインランドリーの洗濯機は家庭用洗濯機に比べパワーが強力なので、中には繊維を傷めることにもなりかねません。
コインランドリーを利用する際には、知っておきたいいくつかの注意点があります。
洗濯後はすぐに取り出して自宅で干す
コインランドリーで洗濯が終わったら、なるべくすぐに持ち帰り、カーテンを干して下さい。
洗濯後そのままにしておくと、洗濯した際のシワが取れにくくなります。
乾燥機は使用しない
基本的に乾燥機を使う事はおすすめしません。
カーテン生地の縮みの原因にもなり、繊維を傷めてしまいます。
天候に左右されないのがコインランドリーで洗うメリットではありますが、自宅で干すことを考えれば、コインランドリーでの洗濯は、晴れた日にするのがおすすめです。
カーテンのカビ予防とカビ取り方法
カーテンの汚れで一番取りにくいのがカビの汚れです。
普段からカビが発生しないようにカビ対策をしておくと汚れも軽減できます。
カーテンのカビ予防の方法
市販の結露防止グッズで対策
カーテンに発生するカビの原因として一番多いのが、窓の結露です。
室内と室外の温度差によって発生する結露は、窓に水滴を作りその水分がカーテンに付くことによって、黒カビが発生します。
カーテンのカビ防止として、結露ができないように窓に対策することが大切で、市販の結露防止グッズを使うことは非常に有効的です。
換気をして部屋の湿度を上げない
部屋に洗濯物を干したり、加湿器などで部屋の湿度が上がると、結露が発生しやすくなります。
空気を入れ替えて換気をしたり、部屋の湿度を上げないようにすることも結露対策として効果的です。
カーテンのカビの落とし方
洗濯をする前にフックを外し、ブラシでこすって黒カビを落とします。
黒カビがひどい場合は、酸素系漂白剤に付け置きするのも効果的です。
その後、洗濯ネットに入れて洗濯をしましょう。
カーテンの洗濯でよくある質問
Q:ドレープカーテンとレースカーテンを一緒に洗ってもいいですか?
A:一緒に洗わないほがよい!
基本的には、ドレープカーテンとレースカーテンは一緒には洗わず分けて洗うことをおすすめします。
また、ドレープカーテンとレースカーテンは、汚れ具合が違うので、一緒に洗わないほうがいいです。
ポリエステルのカーテンなら一緒に洗っても、大抵の場合問題はなかったりもするのですが、異素材の場合や洗濯表示ラベルの内容が違う場合は、必ず分けて洗いましょう。
Q:コインランドリーで洗濯する場合は、ネットに入れないほうがいいのでしょうか?
A:ネットに入れたほうがよい!
コインランドリーのお店によっては、カーテンを洗う場合はネットに入れないことを進めるお店もあります。
全体的に汚れがよく落ちそうですが、私のおすすめはカーテンはネットに入れて洗うべきだと思います。
カーテンのサイズに合った洗濯ネットに入れることで、洗濯の際、型崩れも起きにくく、余計なシワも付きません。
また、カーテン生地を傷める心配も少なくなります。
特に、繊細な生地やレースのカーテンは、ネットに入れて洗濯することをおすすめします。
Q:カーテンは洗濯したほがいいのですか?
A:洗濯するべき!
カーテン生地の劣化を早める主な原因は、ホコリと紫外線です。
汚れを溜めたままにしておくと、カーテン生地の劣化を早めることになります。
また、洗濯しないで放置すると、汚れが繊維の中まで入り込み、黒ずみの原因にもなります。
定期的な洗濯は、カーテンを長持ちさせつことに繋がります。
まとめ
カーテンをコインランドリーで洗濯することは、一度に大量に洗えるので、便利で家事の時間の短縮にもなります。
また、家庭用の洗濯機よりパワフルなので、汚れもよく落ちます。
しかし、注意をしなければ、カーテン生地を傷めたりすることもあります。
洗濯する前には、洗濯表示ラベルの内容の確認を必ずして、コインランドリーで洗濯可能かどうかの確認をしてましょう。
そして、乾燥機は使用しないことです。
カーテンのお手入れをして、綺麗な空間で心地のよい毎日を送りましょう。