
リラックスできて心地よく過ごせるということが、一番の理想空間です。
そんな理想的な空間を作るには、大切な要素がたくさんありますが、そのうちの重要な要素のひとつが、生活をしていく中で「聞こえて来る音」です。
小鳥のさえずり、木々の揺れる音、波の音などが聞こえてきたり、お気に入りのゆったりとした音楽が流れていたりすると、私は心地よい気持ちになります。
しかし、それが騒音だったり、自分が聞きたくない音だったりするとストレスに感じたりします。
毎日生活をしていく中で、耳に入って来る音は、私たち人間の気持ちを左右するものです。
ここでは、生活する中で不快に感じる室外の音に対しての「防音」、室内の音を漏らさないための「防音」について、カーテンでどのように対策すればいいかを解説していきます。
Contents
防音の具体的手法

「防音」とは、室内の音が外に漏れることを防いだり、室外の音を遮断することを言います。
そして、防音の具体的手法として大きく分けると「遮音」と「吸音」の2種類があります。
遮音
遮音とは、音を遮ることで、音を通さないよう跳ね返すことです。
音の伝達経路を遮断することで、音漏れを抑える仕組みです。
一般的には、金属などの遮音機能の高い素材を利用して防音します。
吸音
吸音とは、音を吸収して音の反射を防ぐことです。
柔らかいクッションのような素材や、小さな穴がたくさんある素材などを使用して、音を取り込んで吸収して反射を抑える仕組みです。
防音カーテンの基本知識と効果について

防音カーテンの種類
防音を目的とするカーテンには、「遮音カーテン」と「吸音カーテン」があります。
それぞれ、防音の対策方法が違います。
遮音カーテン
遮音カーテンは、基本的に室外からの騒音を防ぎます。また、音を反射させて、室内の音が漏れるのを防ぎます。
遮音カーテンは、音を遮断する効果があり、裏コーティング加工した生地や、ボンディング加工した生地など特殊な素材が主です。
☆ 裏コーティング加工生地とは?
裏面をアクリルや樹脂などでコーティング加工をしてある生地で、生地の厚みがあり、固めで重みもあります。
☆ ボンディング加工生地とは?
2枚の生地の間に、特殊な樹脂を挟み込んで接着加工した生地です。
表も裏も同じ生地で、柔らかいのが特徴です。

吸音カーテン
吸音カーテンは、音を吸収して室内の音の反響を抑え、音をやわらげる効果があります。
起毛加工の生地や、ベルベットのような厚みのある生地に吸音効果があります。

防音カーテンの防音以外の基本的効果
防音カーテンは、「防音」の効果だけではなく、さまざまな機能を合わせ持ったカーテンです。
遮熱効果
防音カーテンには、遮熱効果もあります。
カーテンを閉めることで、室内の熱を閉じ込めたり、室外の冷気や熱を遮る効果があります。
冬場の寒さや夏場の暑さを防いでくれるので、省エネ対策にも効果的です。
遮光効果
防音カーテンには、遮光効果もあります。
防音カーテンには、1級遮光のものが多く、カーテンを閉めることで室外からの光を遮断し、また室内の明かりも外に漏らしません。
防音カーテンの効果の限界
低音域の音には効果がない
防音カーテンを設置したからと言って、完全に音を防ぐことができるわけではありません。
防音カーテンでは効果が期待できない音もあります。
例えば、衝撃音・振動音や、低音域の音に対しては、効果が期待できません。
このような音については、防音カーテン以外での対策を考えなければなりません。
一般的に 20Hz~600Hz の範囲を指す音域のことです。
音楽や映画などの音響効果に使われる音が多く、楽器で言えば、ベースギター・バスドラム・コントラバス・太鼓などの音です。
低音域の音は、人の体にも影響を与え、頭痛や耳鳴りなど健康被害を引き起こすこともあります。
隙間から音は漏れる
カーテンと窓の隙間や、レールの隙間などから音が漏れると、防音効果は半減します。
また、天井、壁・床からの音に対しては、防音カーテンでは音を遮断することはできません。
防音カーテンのメリット・デメリット

防音カーテンのメリット
防音カーテンを防音対策として考えると、メリットはたくさんあります。
防音カーテンの効果を上げるための工夫をすると、さらにメリットは大きくなります。
室外の騒音を軽減できる
防音カーテンを設置することで、窓から入る室外の騒音を軽減することができます。
室内の音漏れを抑えることができる
防音カーテンを設置することで、室内の音を室外に漏らすことを抑えることができます。
遮光・遮熱もできる
防音カーテンは、一般的なカーテンと違い特殊な素材なので、防音効果と同時に、遮光・遮熱効果も期待することができます。
安価で手軽に防音ができる
防音対策の手段として、部屋の天井・壁・床に防音パネルや防音シートを貼ったり、窓やドアを二重にしたりする住宅工事がありますが、費用が高くなります。
しかし、防音カーテンなら、住宅工事ほど防音効果は期待できませんが、比較的安価で防音対策をすることが可能です。
サイズが合うようなら、既製品で対応するとさらに費用を抑えることができます。

防音カーテンのデメリット
防音カーテンにも、特殊な生地のため、デメリットもあります。
デメリットも理解した上で、防音カーテンを設置するか検討することをおすすめします。
完全に防音はできない
防音カーテンで、室外からの騒音や室内の音漏れを軽減させることとはできますが、完璧な防音は無理です。
特に、低音域の音には効果が薄いです。
生地が重たい
特殊な生地である防音カーテンは、一般的なカーテンと比較すると重みがあるので、開閉も重く感じます。
また、洗濯の際も重量があるため、大きい窓のカーテンの洗濯作業は一人では大変かもしれません。
昼間暗くなる
1級遮光機能のある防音カーテンは、昼間カーテンを閉めると外からの光が全く入らず、室内が暗くなります。
デザイン性に欠ける
防音カーテンは選ぶ範囲が限られてしまうので、デザイン性に欠ける場合があります。
実用性や機能性を重視するため、無地や無地調のものが多く見られます。
防音カーテンの正しい選び方やポイント
防音カーテンの選び方
防音カーテンには、「遮音カーテン」と「吸音カーテン」があります。
室外の騒音を防ぎたい時には「遮音カーテン」を、室内の音を漏らしたくない時には「吸音カーテン」を選ぶことをおすすめします。
さらに効果を高めたい時には、遮音カーテンと吸音カーテンを組み合わせて設置するといいです。
そして、防音性能も大切な事ですが、お部屋に合う色やデザインの防音カーテンを選ぶことも重要なことです。
落ち着かないカーテンや好みとは違うカーテンを選ぶと、音のストレスは軽減できても、リラックスできる空間作りにはならないからです。
「カーテンは何色がいい?失敗しない選び方や風水を取り入れる方法」
防音カーテンを選ぶ際のポイント
厚手で重みもある生地を選ぶ
生地が厚手のものほど、防音性は高くなります。
生地の繊維の密度が緻密であったり、生地を何層か重ねていたり、裏面を何層もコーティング加工しているものほど、防音効果が高くなります。
そうなると、重みもかなりあるので、設置するカーテンレールが重さに耐えれるかどうかの確認もしておかなければなりません。
凹凸のある生地を選ぶ
生地に凹凸があることで、音を吸収する効果が高まり、防音効果を期待することができます。
凹凸があることで、空気層ができ表面積が大きくなり、音は吸収されやすくなります。
窓に合ったサイズを選ぶ
防音カーテンを選んでも、丈が短かったり幅がだぼついたり、足りなかったりすると、防音効果は低くなります。
少しでも防音効果を高くするのなら、窓やレールとの隙間をなくし、完全に窓を覆うようなカーテンのサイズにすることが重要です。
せっかく防音カーテンを選んでもカーテンの隙間から音が漏れるのでは、十分な効果を得ることはできません。

腰窓は、窓下20㎝は垂らすように!
防音カーテンの効果を高める方法
防音カーテンの効果をさらに高めるために、カーテンの縫製方法やカーテンレールにこだわる方法もあります。
どの方法も、窓から漏れる音や窓から入ってくる音に対して、隙間を防ぐ方法です。
カーテンをリターン縫製にする
⇩リターン縫製

出典:TOSOカーテンレール
「リターン縫製」とは、カーテンの両端を9cmほどずつ長く仕上げる縫製方法です。
吊った時に、カーテンレールの両サイドまでカーテンを回し込ますことができます。
こうすることで、両端の隙間を防ぐことができて、防音対策になります。
リターン縫製対応の専用部品か専用レールとなるので注意しましょう。
⇩リターン金具


⇩リターン対応レール

カーテンレールの上をふさぐ
カーテンレールの上部の隙間をふさぐ方法は、3種類あります。
カーテンボックスを作る
建築段階ならカーテンボックスの設置をおすすめします。
カーテンボックスにカーテンを吊ることによって、カーテンレールの上部の隙間が無くなり、防音対策になります。
カバートップ付きのレールに吊る
レールの上部に隙間があることで、そこから音は漏れます。
上部を塞ぐことのできるカバートップ付きのレールを使用すると防音効果も高まります。
⇩カバートップ付きのレール

交通騒音対策として防音カーテンは有効?
一般的な防音カーテンは、中高音域(500Hz~4000Hz)で5~10dB程度の遮音効果が期待できます。
しかし、低音域の音に対しては、防音効果は期待できません。
クルマのエンジンの音や電車の通過音、飛行機のエンジン音などは、低音域のため防音カーテンで対策することは有効ではありません。
話し声に防音カーテンは有効?
人の話し声は、中高音域のため、防音カーテンで対策することは有効的です。
ペットの鳴き声やテレビの音なども中高音域で、カーテンで防音することは効果的です。
防音カーテン以外の防音対策
窓の対する防音対策として、窓の隙間を防ぐさまざまな方法があり、便利なグッズもあるので活用しましょう。
隙間テープ

防音シート

おすすめの防音カーテン3選
1.高機能お買い得4枚組カーテン
防音機能の他に、遮光1級・断熱・保温・UVカットの機能を備えたドレープとレースの4枚組カーテンです!
形状記憶加工だから、均等でしっかりとしたウェーブ出て綺麗です!
⇩ドレープ&レース4枚組でお得!

2.デザイン性のある防音カーテン
⇩柄も楽しめる防音カーテン!


3.高級感あるベルベット防音カーテン
室内の音漏れが気になる時におすすめのベルベット素材のカーテンです。
ワインレッドのカーテンは、重厚感があり、エレガントインテリアやアンティークインテリアによく似合います。
⇩ベルベットカーテン

まとめ
防音カーテンは、どんな音でも遮ることができるわけではありません。
防音カーテンの特徴や気になる音の性質を知った上で、防音の対策をしましょう。
心地よい気持ちは、日々を前向きな気持ちにもしてくれます。
心地よい気持ちであるための大切な要素である「住環境を整える」ということを、考えてみて下さいね。