《大切な人の死》三回忌の意味とは?私流の三回忌の捉え方!

大切な人「主人」が旅立ってから、丸2年経とうとしています。

来月の初めには、主人の「三回忌」を行います。

当たり前のことだけど、初めて迎える亡くなった主人の三回忌…。

気持ちのこもった「三回忌」にしたい!

今日も、ひとり私は心を込めて、準備に大忙しです!

三回忌とは?

昨年は、主人が亡くなって1年目だったので「一周忌」をしました。

そして、今年は「三回忌」です。

「二周忌」「二回忌」というのはないのですね…。

主人が亡くなるまで、仏事とは縁のなかった私が初めて迎える「三回忌」です。

知らないことばかりですが、周りの人に教えてもらいながら、一人準備をしています。

三回忌はいつするのか?

三回忌は、故人が亡くなってから満2年後に行う法要です。

亡くなった年の翌々年ということになります。

「三回忌」には、亡くなって3年目を迎えるという意味があります。

三回忌の日にちは、祥月命日と呼ばれる亡くなったその日(命日)がベストな日程ですが、実際は命日前後 でお寺様の都合や家族・親族が集まりやすい日などを優先して決めるとよいでしょう。

三回忌にはどんな意味があるの?

仏教では、人は死んでから10人の王様から裁きを受けると言われています。

その裁きによって、来世の道が決まるとされています。

来世の道は、6つに分かれています。

来世の6つの道

・天道

・人間道

・修羅道

・畜生道

・餓鬼道

・地獄道

6つの道にうちで、「天道」がもっとも良く「地獄道」が一番悪い道です。

そして、この裁きは最初は死後7日目(初七日)で受け、その後は49日目まで7日おきに6回の裁きを受け、死後100日目、一年目(一周忌)、二年目(三回忌)の計10回の審判が下されると言われています。

つまり、「三回忌」には、故人の来世の道が決まる日という重要な意味があるのです。

そのため、故人の来世の良き道が決まるように、残された人は祈りを込めて「三回忌」の法要を行うとされています。

私流の「三回忌」の捉え方

三回忌に対する私の正直な気持ち

「三回忌」には、そんな意味があったんですね…。

でも!!

私は、三回忌の準備をしながらも、こんな自分勝手な考えをしています。

それは…

三回忌が来ても、主人は特例で裁きを受けない!(特例なのです!)

なぜなら…。

主人は「主人の魂」のままで私を待っていてくれるはずだから、他の命に生まれ変わらないのです!

私の自分勝手な願いですが、そんなことを思っています…。

主人は亡くなったけれど、「魂の存在」としてこれからも私と一緒に生き続けていてほしいから…。

それは、今も…。

これからもずっと…。

もし、こんなことを口に出したとしたら…

「そんなこと言ってたら、御主人さん成仏できないよ。」という誰かの声が聞こえてきそうです。

でも、私の中では「そんなことはない!!」のです。

だって、私には生前の主人との約束があるから!!

三回忌は魂の記念日にしよう!

私は、そんな気持ちなのに三回忌の準備をしています。

仏教のしきたりだから仕方ない、行わないといけないものと思いながら準備をするのも考えてしまいます。

気持ちのこもっていない三回忌のようで…。

三回忌はするけど、私にとって「三回忌」とは何の意味を持つのだろう?

三回忌の意味を知ってから、そんなこと考えるようになりました。

そして、私が出した答えは…

「主人の魂3年目記念日」にしよう!

私は、そんな気持ちで「三回忌」を迎えようと決めました。

主人が肉体を脱ぎ捨てて「魂の存在」になって3年目の記念日!!

もちろん、そんなことは家族にも誰にも言えませんが…。

亡くなった主人と私は、これからもずっとずっと一緒に歳を重ねていきます!

これが、私の「三回忌」の捉え方なのです!

心を込めて三回忌記念日の準備をする

そんな気持ちで「三回忌」を捉えると、笑顔の主人が思い浮かんできました。

私なりに、心を込めて最高に温かい記念日法要にしよう!

そして…。

私は、数日前から「三回忌記念日」の祭壇を作ったり、お花の手配やお供えの準備をしたり、部屋をかたずけたり大忙しでした。

今日は、お布施の準備や来て下さる方へのお返しの準備など終わらせ、後は当日と前夜の準備を残すだけになりました。

慣れないことを一人でするので、結構大変です。

亡くなった大切な人はそばにいる!

亡くなった主人は私と生きている!

三回忌の準備のために大忙しで動きまわる私の姿を、魂になった主人は笑顔で見ているのが私にはわかります。

「よく、がんばったな、ありがとう。」っていう主人の低い声も私には聞こえてきます

亡くなっても、常に私と一緒にいると心から信じている私にはわかるのです!

気持ちを込めて三回忌の準備をする

「三回忌」には、亡くなった主人のためにみんなが集まってくれます。

暑い中、お寺様も来て下さいます。

家族も全員集合します。

来て下さるみんなのことを気遣いながら、三回忌の準備をしますね。

そして、亡くなった主人のことを想いながら気持ちを込めて…。

生前の主人は、自分のことよりも周りの人のことをいつも気遣っていたので、大雑把な性格の私の準備具合が気になってしょうがないと心配しているのがわかります。

(何か、主人の視線を感じる💦)

お寺様には、冷たいおしぼりを添えて、お茶を出すからね…。

来て下さる方にも子供たちにも、帰りにお菓子を渡すよう覚えているからね…。

法要後の会食の手配も忘れてないからね…。

ちゃんとしているから大丈夫だからね!!

「3回忌」って家でするものじゃないの?

昨日、主人の命日を覚えていてくれていた私の友達から連絡がありました。

「来月の三回忌の法要は、お寺さんでするの?家でするの?」と…。

えっ!!

そうか!!!

三回忌はお寺さんでしても良かったのか!!

思い込みの激しい私は、「三回忌=自宅」と考えていました。

お寺さんで三回忌の法要をするなんて発想が私には全くありませんでした。

そうか!お寺さんでお願いしても良かったのか!!

ネットで調べてみると、葬儀ホールで三回忌法要をお任せしたりもできることを知りました。

主人が亡くなって、またひとつ勉強になりました…。

でも!!

私には、主人の声が聞こえてきました…。

「大好きな家で三回忌をしてくれてありがとう。」

と言う嬉しそうな主人の声です!

そうだよね!!

外は暑いけれど部屋を涼しくして、みんなで集まってワイワイ賑やかに楽しもうね!!

3日後の三回忌も、我が家ではパーティになりそうです!

だって、「主人の魂3年目記念日」なんだから!!

主人が亡くなっても、日々主人に感謝しかありません。

こんなふうに、死別に対して前向きに捉えることができている自分がいること…。

それは、主人がいつも一緒にいてくれていると思えるからです。

ありがとうね…。

いつもありがとうね!


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