寿命は生まれる前に自分で決めているのかも?

私の主人は57歳で亡くなりました。

日本人男性の平均寿命81歳からすると、若くして亡くなったとは思います。

主人が亡くなった年齢を伝えると、「若いのに…。かわいそうに。」と言われることがあります。

幼い子供さんを亡くされた方のお話をお聞きしたり、大切な人を納得のいかない理由で亡くされた方のお話をお聞きしたりしていると、いつも考えてしまうことがあります。

「人の寿命って何なんだろう?」

その度に私は心の中で思うことがあるのですが、ここでは「私のひとりごと」として書いてみようと思います。

寿命は決まっているのかも?

white pillar candle on brown wooden table

4年前に大切な人を亡くしてから、私はそれまでは考えたこともなかったこと「死」について深く考えるようになりました。

人は死んだらどこへ行くのか?

「死ぬ」とはどういうことなのか?

何のために生きていくのか?

正解のない答えを考え続け、何日もかけて私なりの死に対する捉え方に辿り着いた時…

と考えるようになりました。

私の「死の捉え方」

私は、亡くなった主人と母は今も生き続けていて私と一緒にいると信じて生きています。

見えないけれど「魂の存在」として、いつも私と共に過ごし、いつも私を応援してくれて導いてくれていると信じています。

この信念のおかげで、私はひとりになっても気持ちも体も元気でいることができているのです。

そのくらい、生きる支えになっている大切な私の信念です!

私の本当の正体は魂!

こんな考え方はどうだろう?

「私」という人間について考えた時…

今はこの肉体が「私」だけれど

本当は…

もともとの私は…

魂である私は、この肉体を自らが選んで、今のこの「私」になっている

目的を持ってこの肉体に入ったはずなのに、その記憶もなくなっている

魂の存在である自分が、本当の「私」であることさえも忘れて生きている

そして、一番大切なこともすっかり忘れて生きている

この肉体での期間が終わったら、また魂の存在に戻るということ!

こんなふうに考ていると…

私は、何となく肉体に入る前の記憶をちょっと思い出してくるような気持ちになります。

魂の私がこの世に、「私」という肉体を選んで生まれてきた理由…

それは、たぶん…

人間だからこそできるいろんな体験を楽しむために生まれてきたような記憶が蘇ってくるような…。

そして…

私は、寿命を終えてこの肉体から抜け出たら、また魂の存在に戻るのだ…。

亡くなった主人と母のように…。

魂の存在とは?

私が思う「魂の存在」とは…

魂は、始まりも終わりもない永遠の存在

カタチがない空気みたいな存在

でも、キラキラ輝いているようにも感じる

温かで穏やかで、愛で満たされた存在

何も求めるものもない、嫌な気持ちを持つこともない、欲も病気もない、時間感覚もない…

ただただ愛の存在…そんなふうにイメージしています。

寿命は生まれる前に決めていた!

そして…

魂の存在であった私は、この肉体に入る前に「生きる期限」も決めていたと思います。

それは、私の寿命。

と、私は思っています。

だから…

主人も母も自分が決めていた寿命を生きたのだと思っています。

「若いのに…。かわいそうに…。」と言われても、主人は主人の決めた寿命を生きたんだと思うのです…。

大切だった人のそばにいる亡くなった人の魂

人は亡くなったら、もともとの魂の存在に戻ることができる

この世では見えない存在となるけれど…。

そして…

私は「死」をそんなふうに捉えています。

だから…

亡くなった人は、みんな自分の決めてきた期限「寿命」を約束通り生きて、魂に戻って行ったってこと…。

亡くなった主人を羨ましく思う私

57歳で亡くなった主人…。

57年間の自分との約束の期間を終えて、魂の存在に戻っている主人…。

先日、私はまた変なことを思いました。

先日の日向灘の地震の後に「南海巨大地震」が起きるかもしれないと言われていた時、私はとても不安で夜が怖かったのですが、ふとこんなことを思ってしまいました。

主人は、地震が起きても大丈夫なんだな。

生きているけれど、魂の存在だから!

そうか!母も地震が怖いということもないんだな。

生きているけれど、魂の存在だから!

そう思うと、何だか亡くなった人たちが羨ましくなりました

何の心配も不安も恐怖もないんだな…。

主人と母が羨ましい…。

私の寿命

それなら、私は寿命を何年で約束したんだろう?

たぶん…

この記憶だけは、私が生きている間は思い出せないようになっているのだと思います。

だって、寿命がわかっていたら生きる気力がなくなりそうだから!

いつ自分との約束の寿命が来るかわからないから、私たちは生きていけるのかもしれない。

そして、再び魂の存在に戻れるのなら…

私は…

自分が選んで生まれてきたこの人生を後悔のない人生にしたい。

せっかくの人間を経験できる時間なのだから、私は自分にとって良い体験をして、また魂の存在に戻りたい。

自分が決めた寿命の中で…

思いっきりありのままで生きていきたい!

すべてに感謝

ここまで、私の寿命に対する考え方を読んで下さってありがとうございました。

変わっていますよね…。

でも、こう考えることで私は生きていく一日一日を大切に思うことができて、私が生きていく意味を考えることができています。

今日も無事に朝を迎えることができたこと

今日も無事に一日を終えることができたこと

今日もありがとうね。  

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